一か月遅れですが、観ました第1話。
吹奏楽経験者としては放送前から気になってはいたんですが、新作アニメはもう何年も観ていなかったのと、やはり今さら女子高生がキャピキャピしてるのを見るのは抵抗がありました。
でも好奇心に負けました。
映像きれいですねー。第1話だから特にクオリティ高いのかもしれないけど。
制作の京都アニメーションって最近有名なんですね。
ダメ金だけど金
冒頭は中学の吹奏楽コンクールの結果発表。おや? 紙に張り出して一斉に発表するんですね。私の時は一校ずつ部長が呼ばれて表彰されてましたけど。アニメだから端折ったのかな。
「ダメ金」とか一般人には何のことだか分かりませんよね。吹奏楽コンクールでは、出場校すべてが金銀銅に振り分けられます。銀賞の割合が多いです。つまり金賞は「がんばりました」、銀賞は「まずまずでした」、銅賞は「もっとがんばりましょう」です。そして金賞の中から更に次の大会へ進める学校が選ばれるのです。なので、選ばれなかった金賞が「ダメ金」という訳です。
なんでこんなシステムなんですかね? 学校で運動部の子に「銀賞だったよ」なんてうっかり言うと、2位だと思われて「すごいじゃん!」と尊敬されてしまい説明するのが面倒だったなあ。
主人公はダメ金で満足しちゃってます。そして隣で泣いてる子に“泣く程うれしかったのかな”と「良かったね、金賞で」なんて言ってしまいます。
いやー! ダメだわこの子! 全然わかってないわー! 悔し泣きでしょ!
私は中学も高校も、銀賞と銅賞を行ったり来たりするレベルの弱小部だったので、ダメ金の悔しさを味わったことは無いけれど、それでも部活に燃えてた身としては主人公の呑気さにイライラします。
新入部員勧誘に暴れん坊将軍!?
そして主人公は高校に入学します。各部活が勧誘している中、吹奏楽部のパフォーマンスが始まりました。聴こえてきたのは……!!
「暴れん坊将軍のテーマ」
いったい誰の選曲だ? 部員勧誘に時代劇って……。
たしかに甲子園の応援では何十年も前のアニメソングや時代劇の曲が演奏され続けているが、それはもはや伝統として受け継がれているのであって、こんな校内のイベントで新入生へのアピールにわざわざ選ぶだろうか。部長の趣味なのだろうか?(スタッフの趣味か?)
選曲にも驚きましたが、演奏のミストーン「ピーッ」に笑いました。懐かしい下手くそさです。
それにしても、主人公は自分が入学する高校の吹奏楽部のレベルも知らなかったんですね。全く部活への熱意が無いんだなぁ。
吹奏楽部は「吹部」?
「吹部(すいぶ)」って言いますか? 時代でしょうか、地域性でしょうか。
私は言いません。部活名が「ブラスバンド部」ではなく「吹奏楽部」でも自分たちでは「ブラバン」と言ってました。
番組名の「ユーフォニアム」も私は「ユーフォニウム」と言っていたので、なんだかモヤモヤします。
ああ、キラキラネームね…
教室で担任が生徒の名前を読み上げて行きます。「うちやまだ ひろこ」!?
内山田洋とクールファイブか! やはりスタッフのおっさんが遊んでるな。
そして問題の「川島緑輝」かわしま りょっき… 「サファイアです…」
まさにキラキラネーム! 昔からアニメキャラには変わった名前が多かったけどね、飛雄馬とか。
でも当て字でカタカナを読ませるのはまだしも、最近のキラキラネームは翻訳意訳させるから難易度高いよね。だけど緑ならエメラルドじゃないのかね。そういう認識のズレもキラキラネームらしさか。
サファイアちゃん、コントラバスなのね、ちっちゃいのに。私の同級生もちっちゃいのにコンバスやってたなあ。吹奏楽あるあるなのか?
部活見学で運命の再会?
同じクラスの葉月ちゃんとサファイア(自称みどり)ちゃんと三人で部活見学に。
音楽室の壁に貼ってあるコンクールの写真、やっぱり銅賞なのね。みどりちゃんも残念そう。
そこにあの悔し泣きしていた高坂さんがやってきて「入部したいんですけど」。
えー? なんで吹奏楽部のレベルの高い高校へ進学しなかったんだろ。不思議。
ともあれ主人公と切磋琢磨してヘタクソな部活をレベルアップしていくわけですな。
モチベーションがわからない
今の子は帰宅部という選択肢があるのが当たり前だからなのかな。原則どこかに入らなければいけなかった世代の人間には、入学前に部活のレベルも知らなかったり、入るか入らないかはっきりしない主人公の気持ちがイマイチわからない。中学とは違う部活を選ぶのに悩むなら分からなくもないが。どうも感情移入しにくいなあ。
中学では金賞レベルの部活で頑張ってたみたいだし、入るのやめると言いつつ未練がありそう。
初心者の葉月ちゃんがいきなりマウスピースを買って音出し練習をしているのを見て、初心を思い出したのか一転入部することに。
そして意を決して高坂さんと対峙しようとするところで次回へ。
いまひとつ主人公のモチベーションがわからないんだけど、これからどんどん部活へのめり込んでいくんでしょう。懐かしい部活動の様子も楽しみだから、続きも観てみよう。また懐かしい曲も聴けるかな。