ご無沙汰でした。
気がつけば、ずいぶん長いことブログを書いていなかった。
期間が空いてしまうと、また書き始めるキッカケがなかなか見つからなくて、ついつい先延ばしにしてしまっていたが、書けなかった理由が特にある訳では無い。
私は至っていつも通り過ごしており、まあまあスマホゲームに夢中になっていたとは言える。
父は年末に手術をして以降は、特に何事もなくそれなりに元気であるが、さすがに老いが進んだというか物忘れが目立ってきたので、ちょっとボケてきたんじゃなかろうかと思うところもあったのだが。
やらかした!
父は午前中に近所の喫茶店へ散歩に出かけたと思っていたが、昼前に帰ってこないので何やってるんだ、遅いなと言っていたら昼過ぎに救急から電話がかかってきて驚いた。
車で事故った?
は? 運転してた?
救急車で運ばれる?
ケガは大したこと無かった。
一通り検査して、胸部の打撲だけで他には異常がなかったのですぐに帰れた。
しかし搬送された病院が遠かったので、電車で迎えに行かなければならなかった。
いったいどこまで走ってたんだか。
病院の支払いも高くてビックリした。
帰りはタクシーだ。とんだ出費である。
ただ問題なのは、本人が事故のことをよく覚えていないのだ。
どこで何にどうしたのか?
警察からの電話で言われたことは、車はフロントガラスが割れてエアバッグが出ていて、レッカー会社へ持って行かれたこと。事故の場所は、道にうとい母が聞いたので詳しくは分からなかったようだ。
どうやら車同士の事故らしい。なんてこった!
とにかく本人がアテにならないので、状況が何もわからない。
私は運転もしないし事故対応も経験が無いので、何をしてよいのやら全くわからない。
警察の人からは、まず保険会社へ連絡するようにと言われた。
車はもう廃車にすると言ったら、車屋さんで処理してもらうようにとも言われた。
なので、父が長年お世話になっていて保険の更新などもお任せしている車屋さんに連絡して、保険会社への手続きをしてもらった。車の引き取りもお願いした。
もう何もわからないまま、お手上げお任せ状態である。
それにしても、父の態度があまりにも横柄であきれる。
覚えていないとはいえ、やらかしたことへの自覚も反省も足りない!
ジジイという人種はどうしてあんなに自信過剰なのだ。
ジジイになるとどうしてあんなに頑固になるのだ。
車で出かけた理由は、ケータイのバッテリーがヘタってきたのでケータイショップに行くつもりだったらしい。ショップは自宅のある市内にあるが、車に乗るのが久しぶりだったのでちょっと遠回りして走らせてみたくなったようだ。
とは言え、事故った場所が遠すぎるのである。
しばらく乗っていなかったのに調子こいて、きっと道を間違えて迷っていたに違いないのだ。
しかし道に迷ったなどと恥ずかしいことは認めたくないのである。
事故ったショックで頭がまっ白になって、どう事故ったのか覚えていない、というのは分からんでも無いが、ボケて迷っていたのなら大問題である。
テレビで、年寄りがコンビニに突っ込んだニュースを見たりすると、
「なんでアクセルとブレーキを間違うんだ、アホか」
などとバカにしていた父がやらかしたのである。
免許返納を家族に勧められても無視して乗り続け、事故を起こす年寄りのニュースを見て、「なんで年寄りは人の言うことを聞かないんだ」と呆れていたが、いつの間にか自分の父もそんな頑固ジジイになってしまっていた。
もう車が無いから運転する心配はなくなったが。
事故の相手はどうなっているのか、それが心配だ。
もう保険屋さんに丸投げだーーーーー!