テレビ時代劇の代表格である『水戸黄門』。
1969年から42年続いたシリーズの歴史に幕を下ろしたのは2011年のこと。
初代黄門さま・東野英治郎の頃から長年親しんできて、再放送もよく観ていた。
しかし正直言って、最後のシリーズはあまり好きではなくなっていた。
それでも、シリーズが終了するとなると寂しい思いがしたものである。
が!
6年の時を経て、ついに復活するというニュースが飛び込んできた!
黄門さまを演じるのは、なんと! 武田鉄矢である!
マジか!
単発ドラマとかじゃなくて?!
本家シリーズの里見浩太朗の後継として?!
6代目の黄門さまが武田鉄矢だと?!
ふぁ~!
武田鉄矢って博多弁のイメージが強いんだけど。
なんかギャグに思えてしまうんだけど。
でも世直しキャラはお似合いか。
まだ他のキャストは決まっていない。
助さん格さんのキャスティングも注目だよねー。
あんまりふざけた感じになって欲しくないなぁ。どうなるんだろう。
歴代の黄門さま
これまでのシリーズの黄門さまを振り返ってみよう。
初代・東野英治郎
第1部(1969年)~第13部(1983年)
やはり一番好きな黄門さまは初代かな。「かっかっかっ」という笑いが印象的だった。
2代目・西村晃
第14部(1983年)~第21部(1992年)
上品でお洒落な黄門さまだった。よく芝居の戯作者の振りをしてたのが楽しかった。
再放送も多いので印象が強い。
3代目・佐野浅夫
第22部(1993年)~第28部(2000年)
優しくて涙もろい黄門さまだった。ちょっと威厳が感じられなかったかな。
あまり再放送されないので印象が薄い。
4代目・石坂浩二
第29部(2001年)~第30部(2002年)
これから諸国漫遊の最初の旅を始める、若くてインテリな黄門さまだった。最初は白ヒゲも無かった。
私はけっこう気に入ってたんだけど、いろいろイメージが変り過ぎた為かあまり人気が出ず、石坂の体調不良もあって僅か2シリーズで終わってしまって残念。再放送も観たこと無い。
5代目・里見浩太朗
第31部(2002年)~第43部(2011年)
助さんを16年演じ、数々の時代劇に出演してきた里見が、満を持して黄門さまに昇格した。
『長七郎』とかが好きだったので「ご隠居」を演じているのが最初は違和感あったのと、助・格に守られなくても勝てそうな立回りは流石であった。
BS放送で生き残る時代劇
夕方の『水戸黄門』再放送は今も続いているが、地上波での新作レギュラー時代劇は絶滅してしまった。(私は大河ドラマは時代劇とは思っていない)
かろうじてBS放送で生き長らえているような状況だ。
今度の新作『水戸黄門』もBS-TBSでの放送となる。何故なのか。どこか逃げの姿勢と感じてしまうのだが。何故地上波で放送しないのだろう。
地デジのキレイな映像と時代劇との相性の悪さとか、近頃の俳優のスタイルの良さによる着物姿の似合わなさとか、最近の時代劇を観ていると違和感いっぱいでガッカリしてしまうことも多いのだけれど。
でもやっぱり、王道の世直しチャンバラ時代劇が観たいのだ!
本格時代劇なんかクソ食らえだ!
BSとは言えレギュラー放送として復活する『水戸黄門』がとっても待ち遠しいのである。
放送は10月スタートです。