私が子供のころ、夏休みや春休みの時期に東映制作の複数の人気アニメ&特撮を同時上映する「東映まんがまつり」が劇場公開されていた。
その中でも『マジンガーZ対デビルマン』など、永井豪原作の二つの作品が共演するシリーズにはテンション上がりまくり!
テレビで何度も放送していたのでよく観ていたが、当時の劇場作品は画面がすごく横長なのでブラウン管テレビで観ていると、エンディングでは画面が圧縮されてデブったマジンガーZが空を飛んでいたのが思い出される。
そんな懐かしい東映劇場作品がAmazonプライムビデオで見放題になった!
マジンガーZ対デビルマン
1973年夏公開
悪魔の超能力をもつといわれるデーモン族。Dr.ヘルは、地球征服の障害となっているマジンガーZを倒すべく、テレパシー操作光線を使いデーモン族のザンニンと手を組んだ。一方兜甲児は、デビルマン・不動明に出会い、最初は反目しあうものの、共に戦うことを約束する。しかしデビルマンは機械獣&妖獣連合軍につかまってしまった。明に指摘された゛空からの攻撃に弱い゛という弱点を克服すべく開発された新兵器ジェットスクランダーを装備し救出へ向かうマジンガーZ。機械獣&妖獣連合軍との最後の戦いがはじまる!
永井豪原作の2大ヒーローが初めて共演した劇場オリジナル作品。
この後も2作品が共演する映画が毎年作られるが、ロボットと生身のヒーローの共演は異色である。
この作品でマジンガーZの「ジェットスクランダー」が初登場しているのも注目だ。
マジンガーZ対暗黒大将軍
1974年夏公開
古代ミケーネ人の末裔・ミケーネ帝国。そこに住むミケーネ人は長い地底生活の中で身体を巨大な戦闘獣に改造し、大幹部・暗黒大将軍のもと、7大軍団を結集して全世界の都市を壊滅すべく地上攻撃を開始した。これを阻止しようと死を覚悟してマジンガーZを出撃させる兜甲児。しかしDr.ヘルの機械獣に比べ数倍の強さを誇る戦闘獣。初めての敗北を受けるかにみえたマジンガーZの前に、突然海中から、新たなヒーロー、マジンガーZの兄弟と名乗るグレートマジンガーが現れた。兜甲児の父・兜剣造が開発し、剣造に育てられた孤児・剣鉄也が操るグレートマジンガーはマジンガーZの数倍の力を発揮。マジンガーZとともに闇の魔王の前に立ちはだがる。
戦闘獣との戦いでズタボロになるマジンガーZの姿が痛々しい。そこに現れた新たなスーパーロボットの勇姿。1974年秋から始まるTV放送に先駆け「グレートマジンガー」が初登場!
グレートマジンガー対ゲッターロボ
1975年春公開
東京上空を覆う夥しい流星雨の中にひときわ強い光を放つ物体があり、ゲッターロボの早乙女研究所とグレートマジンガーの科学要塞研究所では同時に怪電波をキャッチした。横浜上空に停止した物体(円盤)は、宇宙怪獣ギルギルガンの幼虫を残して上昇。その円盤に向かってゲッターマシンが出撃した。だが円盤は手強く、リョウたちは苦戦を強いられる。一方、ギルギルガンの幼虫は好物の鉄が豊富な京浜工業地帯で暴れまわっていた。鉄を食べどんどん成長するギルギルガンにグレートマジンガーが挑戦するが、口から吐き出される溶解液に手が出せない。宇宙怪獣を倒すためには二大ロボットが協力して戦うしかないと考えた兜、早乙女両博士は、ギルギルガンを無人島へ誘い込む作戦を立てるのだが…。
2作品の血の気の多い主人公たちは対抗意識を燃やすが、バラバラに戦っていては歯が立たない。グレートマジンガーとゲッターロボが力を合わせて強敵に立ち向かう!
グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
1975年夏公開
突如現れた謎の宇宙船の攻撃を受け、リョウ・ムサシ・ハヤトの3人はただちに合体し反撃するが早乙女研究所は損壊。ベアー号とムサシを失ってしまった。早乙女博士は涙にくれるリョウとハヤトに新しいゲッターロボGを与える。一方、羽田空港に着陸した宇宙船は、周囲を手当たり次第に破壊、さらに光波獣・ピグドロンに対し出撃を命じていた。修理を終え、ピグドロンを倒すべく出撃したグレートマジンガーだが、ピグドロンの光の矢攻撃を受けて鉄也が負傷してしまう。駆けつけた新ゲッターロボGは鉄也を助け出すと、宇宙船に立ち向かった。そしてようやくグレートマジンガーの新しい武器・グレートブースターも完成。ゲッターロボGとグレートマジンガーの反撃が開始された。
ゲッターチームのムサシが戦死。ベンケイ参戦とゲッターロボGの登場。そしてグレートマジンガーには新たな強化武器「グレートブースター」と、見どころ盛りだくさん!
宇宙円盤大戦争
1975年夏公開
地球を守る宇宙人と攻撃をかける宇宙人との対決を中心に、ガッタイガーという無敵のマシーン、そして宇宙の悲劇的なロマンスを幻想的な世界に描く。
1975年秋からTV放送がスタートする『UFOロボ グレンダイザー』のパイロット版にあたる作品。
この主題歌は歌詞を変えて『グレンダイザー』のEDに使用されている。
UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
1976年春公開
ベガ星連合軍のバレンドス親衛隊長が地球を来訪。兜甲児はいつもと様子の違う葉巻型円盤に気付き、単身立ち向かうがバレンドスに捕まり連行されてしまう。甲児を脳波探知機にかけ、グレートマジンガーがロボット博物館に納められていることを探り出したバレンドスは、グレートマジンガーを強奪する。大介はグレンダイザーに乗り込み甲児を救出した円盤に向かったが、バレンドスの乗るグレートマジンガーに行く手を阻まれてしまった。さらに、円盤獣・ジンジン、円盤獣・グビグビも出現し、グレンダイザーに最悪の危機が迫る…。
これまでの2大ヒーローが協力して戦う作品とは違い、グレンダイザーが敵に奪われたグレートマジンガーと戦うことになる、タイトル通りの作品。
グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣
1976年夏公開
古代に海中に住み、絶滅したと考えられていたドラゴノザウルスが突然、東京を襲った。タンカーや石油タンクを食べてますます巨大化していく。政府は日本中のロボットを集め、強大なロボット軍団を組織して大海獣を迎え撃とうと考えた。その要請にグレンイザー、ゲッターロボG、グレートマジンガー、そして、ボスボロット、ダイアナA、ビーナスAなどが次々と集まった。だが、大海獣はロボットたちの一斉攻撃をあびてもトカゲのように再生し、また襲ってくるのだった…。
マジンガーシリーズの共演作品としては最後となり、劇場用オリジナルの主題歌が作られた。
永井豪作品以外の「東映まんがまつり」劇場作品も配信が始まった。
空飛ぶゆうれい船
1969年夏公開 原作は石ノ森章太郎
謎の幽霊船が黒汐財団が管理する豪華客船やタンカーばかりを襲う事件が発生。そして、幽霊船の使者と名乗る巨大ロボット・ゴーレムが現れ、町を破壊しはじめる。この破壊で、大切な両親を失った隼人は、仇を討つために、幽霊船を追跡し始める。やがて隼人は、この事件の裏に、黒汐財団が大規模な兵器工場を有していることをいいことに、ゴーレムの破壊活動によって財団が金を儲けるためのマッチポンプ行為であることを知る。さらにはその裏に、地球征服を企む謎の黒幕がいることをも知るのだった…。
夏休み定番アニメ。
以前このブログで取り上げている。
宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎
1978年夏公開 原作は松本零士
海、そこには若者を惹きつけずにはおかない夢や希望が無限に息づいている。未来を信じた若者たちの信念が未来を開いていく。未来の海、それは宇宙だ!キャプテンハーロックは少年の日の未来への夢と希望を捨てずに未来の海へと進んでいった!キャプテンハーロックは、台羽正、有紀螢などの40人の仲間と共に地球を守るため、海賊船アルカディア号に乗って、魔女マゾーンの大宇宙艦隊との斗いに挑んでいく!!
「東映まんがまつり」ではないが、この東映映画も配信開始!
地球へ…
1980年4月26日公開 原作は竹宮恵子
まだ見ぬ地球を思う新人類ミュウと人類は悲しく戦いあう。未来宇宙を舞台に青春の強さ、激しさ、美しさ、悲しさをあますところなく描き爆発的人気をよんだ、夢と幻想と冒険のロマン大作。女性ならではのきめ細かい描写をみせる竹宮恵子原作のSFロマン・アニメ。
ダ・カーポが歌う主題歌が魅力的!
Amazonプライムビデオのウォッチリストに登録しまくりですわー。
まだまだ動画三昧の日々が続きそうです。