昨日、新しいライトノベルのレーベルが創刊された。
μNOVEL(ミューノベル)
このたび当社が創刊する「μNOVEL(ミューノベル)」は、ライトノベル読者の中でも特に30~40代の「大人」を主なターゲットとして、多くの愛読者を持つ実績ある作家陣を中心に、書き下ろし新作はもちろん、人気作の復刊企画を積極的にラインアップしてまいります。
「μ(ミュー)」と聞くと名古屋圏の人間は名鉄の特急電車を思い出すのだが、まぁそれはさておき。
30~40代ターゲットのライトノベルとは何ともはや実に興味深い。
そのラインナップはというと
『貴族(バンパイア)泥棒スティール』菊地秀行
『ザ・サード【完全版】第1巻』星野亮
『イカロスの誕生日』小川一水
うーむ、ここ20年程あまり小説は読んでなかったので正直菊地秀行しかピンと来ないのだが、イラストの方のラインナップには目を奪われた。
菊地秀行には、「ウィザードリィ」の末弥純。
星野亮には、「攻殻機動隊」の士郎正宗。
小川一水には、「パトレイバー」のゆうきまさみ。
こりゃすごい。思わず手に取ってしまうわ。
あざとい布陣でまさにおっさんホイホイだね。
ちなみにレーベルのマークは天野喜孝っていう徹底ぶり。
今後は偶数月に刊行されていくのだが、予定を見てみると
2015年12月
『新戦艦<大和>(仮)』 林譲治
『砂の夢 水の眠り(仮)』 冴木忍
『ザ・サード【完全版】2 』 星野亮
2016年2月
『明るい世紀末のすごし方(仮)』 火浦功
『ザ・サード【完全版】3 』 星野亮
『ダンシィング・ウィズ・ザ・デビルス【完全版】上』 庄司卓
『夢源氏剣祭文【全】』 小池一夫
火浦功?! マジか!
つい先日も「火浦功は実在するのか?」論争がぶり返した、遅筆で有名な作家。
未完作品の続巻を未だに待っているのだが、これは新作か?
火浦功の著作をすべて読んでいるわけではないので分からないが、「世紀末」という言葉からすると過去作だろうか。しかし(仮)タイトルになっているし。
新レーベルで新刊を出すからには、新しい読者のためにも著者プロフィールは必要だろう。
果たして火浦功の現状は語られるのだろうか。本人のコメントはあるのか。
または近しい人物による解説とかが載るだろうか。
簡素なプロフィールだけで済まされる可能性もあるが。
それよりもなによりも
ほんとに出るのか?
今後の動向に注視していきたい。
【2016.01.26追記】
ついにAmazonに書影が!
2月26日に奇跡は起こるか?!
【2016.02.28追記】
ホントに出たよ!