5月9日に録画しておいた『シャーロック 忌まわしき花嫁』をやっと観れたぁ。
[現代版シャーロック]同様に原作ネタ満載で、重箱の隅々まで突っつきたくなる作品だった!
感動のあまり変なテンションになっている感想
冒頭は[現代版]の名場面が流れる。結構しつこい。
はやく19世紀を見せてくれ~!
西暦がさかのぼっていく。来た来た来たー!
場面はアフガン戦争真っ只中のワトソン。
!!! そこから!?
では、この後にホームズとワトソンの出会いシーンが!
遺体を叩くホームズ!
ホームズはやくこっち向け。おおおーーー!
[現代版]で見たシーンが見事に19世紀で再現されてる!
これはすごいぞ!
そしてOPは同じテーマ曲。うー、ワクワクするぅ!
ベーカーストリートのプレートのアップから、通りの景観へと視線が移る。
これはジェレミー・ブレット版のOPと同じだ!
予告編ですでに見ていたが、何度見てもゾクゾクする。しかもBGMもそれっぽい!
原作のみならず既存の映像作品へのリスペクトも半端ない!
ジェレミー・ブレット版のOP
ちなみに1954年のロナルド・ハワード版のドラマでも見られる演出だ。
ロナルド・ハワード版
さぁ! いよいよ221bの扉。うわぁ! もう感動しまくり!
ハドソンさん登場。レギュラーメンバーのやりとりがスゴく面白い!
2階に上がると謎の御婦人が。タイトルの花嫁が依頼人として登場かと思いきや!
ワトソンの妻メアリーがしゃしゃり出てくるのは[現代版]を観てないとビックリするよね。
おお! ホームズのバイオリンだー!
そこにレストレード登場。立派なもみあげのレトロな風貌が似合ってる。
イカレた花嫁の事件を説明する場面の映像演出がすごく凝ってる!
こういう所はさすがデジタル時代の作品であればこそ。
遺体置き場で検死医のモリーが、な、な、なんと男装で登場。
1月にBSで観た満島ひかりの明智小五郎みたいな違和感が!
なんでだ? なにか意味があるに違いない!
うほほ、ディオゲネスクラブも出てくるのか。
しゃべっちゃいけないから手話。ワトソン下手くそで面白い!
マイクロフトでか過ぎぃぃぃ!
クソ真面目に原作ネタをおちょくr… ゴホンッ
随所に散りばめ飽きさせない。
[現代版]が原作ネタをとことん追究して制作されたからこそ、時代を19世紀に戻すことが出来たのだ。とにかく原作の名場面、名セリフが目白押し、ファンサービスてんこ盛り!
列車でホームズとワトソンが向かい合うお馴染みの車窓の構図
ホームズが紫のガウンで瞑想
ワトソン宅の行き届かないメイド
「都合悪くても来い」の電報で呼び出されるワトソン
細かいネタは数えきれないほど盛り込まれている。素晴らしい!
だが、物語後半で驚愕することになる。
日本では劇場公開されたが、あくまでも[現代版シャーロック]のシリーズ合間のTVスペシャル番組だということを思い知らされるのだ。
この内容で劇場公開にしたのは、ドラマを未見の人に対してかなり不親切だと思うが。
やっぱり大きなスクリーンで観ておきたかったな!
それにしてもモリアーティが輪をかけて気持ち悪いw
DVDが出るぞ!
録画したけど、特典映像も観たいからDVD買お!
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 (特典付き2枚組) [DVD]
1954年のドラマは廉価版DVD-BOXで観れます