かつて小学校の図書室にずらりと並んだハードカバーのホームズや怪盗ルパン。読んだことのある人も多いんじゃないかな。
でも私は、あのボロボロになった本に抵抗があって図書室の本は苦手でした。
一人っ子なので使い古された物への免疫がなかったのです。
子供の頃は読書も好きではなく2、3冊くらいは読んだかもしれないが覚えてません。
小説はあまり読まなかったけど、小学生向けの入門シリーズとかは読んでたかな。名探偵入門とか推理クイズは何冊も持ってました。
おかげで読んでない名作ミステリがかなりネタバレしてしまいましたが。
高校生になってやっと新潮文庫の「シャーロック・ホームズの冒険」を読んで以降はどんどんハマり、ドイル以外の書いたパスティーシュや研究・雑学本まで買いあさり、新潮文庫だけでなく他の出版社の文庫も揃えてみたり。
でも元々読書家ではないので、さらーっと読み流し、買った時点で満足して積ん読になっている本もあったりするので、シャーロッキアンかと言われるとぜーんぜん知識の浅い未熟者です。
で、山中峯太郎のホームズというのはあの図書室にあったシリーズのことなんだが、子供向きということ以上に原作から随分内容が変更されているようで、今改めて読んだらかなり面白そうだと思うんですが絶版で読めません。
原作とかけ離れた翻訳を子供に読ませるのはけしからん、という風潮になり消えていったらしい。
数年前に怪盗ルパンシリーズは文庫で復刻されたので、次はホームズか? と期待していたのだが、いっこうに出る気配がない。
あんなに人気のあったシリーズなんだから再販すればいいのになあ。
【続報】2017.1.17復活!