毎年恒例となっている春と秋の彼岸の墓参りである。
いつも父と2人で出掛けるのだが、まあねー、先日のアレでまだ胸が痛いと言っているので私1人で行くことになった。打撲だけだから通院もしてなくて元気なんだけどね。
最近は雨が多くて涼しかったのに、連休は晴れてまた気温30度越えだって言うし。
県外まで出掛けるのはしんどいし、無理はいけないからね。
先週は「行けるさ」と意地を張っていたけど。
まあ、年寄りの足に気を遣う必要も無いし、気楽で良いや。
初めてのこと色々
1人で気楽なので初めてのことを試してみた。
近鉄特急の切符はいつも名古屋駅の窓口で買っているのだが、今回はネットで特急券を買ってみることにした。
連休は混雑する窓口で行列して、満席で予定より1本遅れることもあったけど。
座席をネットでキープして、乗車券はいつも使っている名鉄のICカード「マナカ」で改札を通れば良いのだ。相互利用ってやつですね。
なんとまあ楽チン!
駅の売店のお土産も電子マネーで買えるし、すっかりキャッシュレス。
便利、便利。
そして、松阪駅に着いてタクシーで寺へ向かおうとしたら、なんとそのタクシーが名鉄タクシーだったのだ。ここでもマナカが使えてしまった。
三重県でも名鉄タクシーが走っているとは知らなかったな。
さて、無事に墓参りも済ませて、いつものように叔母と待ち合わせてランチだ。
あちらもいつもは叔母ともう1人、従兄弟も一緒に来ていることが多いのだけど、今回は叔母1人だった。
足の悪い年寄りがいないので(叔母は70代だが健脚だ)、叔母の希望のお店に行ってみた。
松阪城趾公園の近くにある懐石料理と甘味の「松燈庵(しょうとうあん)」だ。
私は初めてなので、叔母に案内されて城の石垣の方から向かったが、店構えが地味で見過ごしそうだった。
入ってみれば、レトロなお屋敷で日本庭園の素敵なお店だ。
古風な和室にテーブル席。
頼んだのは「松御前〜四季〜」
季節で内容は変わるみたい。
このところ「牛銀」の洋食ばかりだったから、なんだかとっても優雅な気分。
でもこれで2,000円。リーズナブル。
すっかり落ち着いて、そろそろ行こうかと思ったら。
デザートあったわ!
なんだかとっても得した気分。
帰りは来た方とは反対側へ出たら…
こっちが正面だったかー。
裏口の方から入ったのか。どおりで地味だと思ったよ。
この後も町ブラをして、江戸でも商いをしていた豪商のお屋敷「旧長谷川邸」を観に行った。屋敷の前の道はよく通るが中に入るのは初めて。
ちょうどガイドの解説付きで見学できる時間だった。ラッキー。
大きな蔵を400年前の錠前で開けてくれた。
千両箱とか、紀州徳川家の「葵の御紋」の付いた文書箱とか。
貴重な品々を見ることが出来た。
「旧長谷川邸」は、今でこそ松阪市に寄贈され管理されている重要文化財だが、叔母達が子供の頃は広い庭でよく遊んだそうだ。今よりももっと広かったらしい。
ちょっと歩き疲れたので、商店街の甘味処で冷やしぜんざい。
暑かったからねー。
元気な叔母と楽しく過ごせた1日であった。