ご無沙汰でした。
ずいぶんブログをさぼってしまった。
今これを書いているのは午後で、場所は病院である。
いやいや、私がどうかしたわけではない。
父が今日手術をしているので、朝から母と二人で病院にカンヅメになっているのである。
10月に大腸ガンが見つかって、その時に書いた記事は削除してしまったから、ザックリ振り返ってこれまでの経緯を書くと、
父がいつも行っている近所の診療所で、血便が出たと先生に言ったら別の内科病院へ検査に行けと言われ、内視鏡検査でガンを発見。
次からは市内の大学病院へと場を移し、あちこち検査をするために何度か通い、12月から入院、そして手術ということになった。
なにやら大腸を二ヶ所切らないといけないとかで、ちょっとややこしいことをするので時間がかかると言われた。
だから待ち時間がたっぷりあるので、久しぶりにブログを書いているという次第だ。
今までも書こうと思えばいつでも書けたんだけれど、やはりなんとなく思考停止していたというか、いや、ただスマホゲームばかりしていたというか…
父は自覚症状はないので、「どこも悪いとこ無いのに入院なんて面倒くさいなあ」などと言っていたくらい元気である。
すっとぼけて現実逃避しているのか。
しかし、検査の日程をちっとも把握しようとしないし、注意事項にも目を通そうともしないし、まったく他人事で母に全部まかせっきりで入院の準備もしないし、あきれるほど何もしないので母と二人でイライラし通しだったのであった。
80歳を越えているし、やや物忘れが出てきてボケてきたのかと思える節はあったが、事の重大性を認識しているのか心配になるほどの呑気さである。
ガンが見つかった日はさすがに「えらいこっちゃ」と言って帰ってきたのだが。忘れているんじゃなかろうな。
で、大学病院は10数年前に母も入院したことがあるので、父も行ったことはあるのだが、以前とは変わっているし忘れているし、いまどきは受付も帰りの会計も機械の操作をしないといけないので、サポートする係員が立っているとはいえデジタルなことに全く理解が無い父に一人で行かせる訳にもいかず。
母も心細いから付いてきてと言うので、私まで検査に毎回付いていかなければならなかったり。広い病院内をあちらこちら移動して迷子になりそうだったり。
そんなこんなで家族は振り回されていたので、入院して数日、正直ほっとした日々であった。
そして今日、朝から病院で母と二人で待機中。
手術は順調にいっているようだが、もしかすると人工肛門になるかもしれないと言われている。
人工肛門と聞いて肛門に付けるものかと思っていたら想像していたのとは違って、腹に穴を開けて大腸の途中から排泄物を出すんだそうな。ビックリだ。
そんなことにならなければ良いのだが。
本人が元気だったのであまりピンときていないのだが、さすがに入院している姿を見ると心配である。
歳も歳だし、これからが大変なんだろうなあ。
帰宅後の追記
あー疲れた。待っているだけでも疲れるね。
聞いていたより時間が長引いて心配したが、無事終了した。
人工肛門も付けずに済んだ。良かった。
面会も出来た。
術後の説明で切り取った大腸を見せられて、ちょっとひるんだが…。
今晩は集中治療室で様子を見るが、術後の経過は落ち着いているので明日には病室を移れるかどうかの連絡が来ることになっている。
ひとまず安心した。
あー、やれやれ。