昨日のニュースにはビックリしましたね!
子供の頃からよく食べていた明治製菓の「カール」がまさか販売中止になるなんて。
このニュースの見出しには「中部以東」という見慣れない言葉が。
最初見たとき、中部よりも東の「東日本」という印象を持ったので、愛知県は大丈夫なのかと思ってしまった。
愛知県で食べられなくなるんか~い!
ショック!
日本を東西で分けるときは、愛知県と三重県の間を流れる木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)を境に考えられることが多いような気がする。とすると愛知県は東日本ということになる。
愛知県は東日本なんだなと実感することが今年3月にも起きていた。ネット通販のアスクル倉庫火災である。関東の出来事なので他人事と思っていたら、LOHACOでの配送エリアが東日本の扱いだったので、しばらく注文出来なくなってビックリした。
でも名古屋が東日本と言われると、すごく違和感があるんだよなぁ。
名古屋はあくまでも東海(あるいは中部)であって決して東日本ではない、という印象なんだけどなぁ。
さて問題は三重県である。
三重県は西日本でしょ? 愛知はダメでも三重県は大丈夫なんでしょ?
三重県で大丈夫なら、なんだかんだ言っても名古屋で買えるんじゃね?
と楽観視していたら…
滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西の西日本地域では「カールチーズあじ」「カールうすあじ」のみの販売
え? 三重県は?
三重県もダメなのか! マジか~!
ここで思い出すのが「三重県は中部か近畿か」問題である。
三重県は中部か近畿か
日常生活では「東海三県」として愛知・岐阜・三重のくくりで語られることが多い。
テレビの「ニュース・天気予報」も東海三県だし。
そして愛知県民にとっては「東海」も「中部」も同じ印象である。
しかし「中部」に三重県が含まれるのかが微妙なのだ。
地理的には一般に「近畿」に区分される三重県である。しかし場合によって「近畿」だったり「中部」だったりするのである。
三重県民が関西弁を話すのは、交通網が発達する以前は木曽三川という大きな川によって東日本と分断されていることによって、陸地が接している関西寄りの文化が発展したからである。
しかし現代では名古屋を中心に経済が回っているので、三重県も「中部圏」として扱われることが多い。
電気は中部電力だし、新聞は中日新聞だったりする。
愛知県と三重県の境について色々思うところがあるのは、私が三重県生まれの愛知県育ちだからである。
先日も帰省したばかりだが、名古屋から近鉄特急に乗って木曽三川を渡ると「関西に入ったなぁ」と思うし、帰りには木曽三川を越えると「名古屋に戻ってきたなぁ」としみじみ思うのである。
私は三重県生まれだが、物心つく前に引っ越したので三重県については土地勘も無い。
地理や歴史・文化も三重県の学校に通っていないのでよく分からない。
親戚はみんな関西弁を話す。三重県は故郷であるから身近な存在だが、子供の頃は関西弁の親戚に囲まれると自分が異人のようで、随分遠くへ来たように感じたものだ。
関西弁を話す三重県民は、愛知県民から見ると関西人に見えるが、三重県民はどう思っているのだろうか。中部? 近畿?
今回のカール販売中止の件においては、三重県は中部扱いだったようだ。
地元で買えなくなるのもショックだが、「カレーあじ」が消滅することもかなりショックを受けた。
でも考えてみれば最近は「うすあじ」ばかりで「カレーあじ」はもう何年も買ってなかったわ。
無くなるとなると食べたくなるよね~。
あ、カールと同い年だったこともビックリしたわ。