今週もAmazonプライムビデオには懐かしの東映作品が追加されましたー!
『わんぱく王子の大蛇退治』とか『わんわん忠臣蔵』とか、他にも1960年代の長編まんが映画が目白押し!
そんな中、イチオシなのが1966年の特撮時代劇映画…
『怪竜大決戦』 です!!!
今年1月に惜しくも他界した松方弘樹の主演映画です。
怪竜大決戦
悪家老・結城大乗の奸計により、父を殺された近江国・尾形城主の若君・雷丸は琵琶湖を小舟で逃げる途中で巨大な竜に襲われるが、大ワシに助けられ飛騨国・蝦蟇ヶ岳に運ばれた。それから十余年、蟇道人により一人前の忍者に育て上げられた雷丸はだが、蟇道人はかつての悪弟子・大蛇丸によって殺されてしまう。雷丸はその大蛇丸こそが父を殺した悪人であることを知り、変身ガマの術を身に付けて自雷也と名乗り敵討ちに乗り出した。一方、守り袋を唯一の手がかりに幼い頃に別れた父を探す少女・綱手は自雷也の後を追うが、苦難の末に巡り合った父はなんと大蛇丸であった。大蛇丸は綱手に自雷也を毒殺するよう命じるのだが・・・。
松方弘樹というと私としては『遠山の金さん』の印象が強いのだけれど、この『怪竜大決戦』の時にはまだ24歳。甘いマスクの美青年でとってもカッコいい。
敵の大蛇丸は、時代劇の大御所・大友柳太朗。
悪家老・結城大乗は、この映画の翌年に『仮面の忍者 赤影』で幻妖斎を怪演した天津 敏。重厚な悪の親玉っぷりは流石としか言いようが無い。
他にも『赤影』で見かける顔が何人か出ている。
怪竜と大ガマ
『怪竜大決戦』の見どころは何と言っても、怪竜と大ガマの対決シーンである。
自雷也が変身した大ガマ
ん? どこかで見たような…
実は『赤影』に出てきた大ガマは、この映画から流用したものだったのだ。
こちらが『赤影』の大ガマです。
それだけでは無い。
映画では、お城で大暴れの対決シーン。
『赤影』第4部・魔風編で、青影と子供忍者が術くらべをするシーンが!
前年の映画を再現したお遊びシーンが盛り込まれていました。
ウルトラマンの怪獣も、他の怪獣に流用したりしてましたねぇ。
当時はゴジラやガメラなど怪獣映画が大人気でしたが、東映が制作した怪獣映画は意外にもこの『怪竜大決戦』だけだそうな。
1966年はウルトラマンが誕生した年。
娯楽は映画からテレビへと移り変わっていった時代。
1970年代には数多くのテレビ特撮番組が作られたのは周知のとおりである。