私の幼少の頃に放送されていた特撮ヒーロー『レッドマン』が、いま物議をかもしているようです。
YouTubeの円谷プロ公式チャンネル「ウルトラチャンネル」にて、月~金の18:00から1話ずつ配信中で、新しい回が追加されると古い回は観れなくなっていたのだけど、ゴールデンウィーク期間中には第1話から一挙再配信されるので、見逃していた人は今がチャンス!
※全話配信は終了しています。
赤いあいつ レッドマン
『レッドマン』は、日本テレビ系の子供番組「おはよう!こどもショー」の中の5分間ショートムービーで、1972年に放送された円谷プロ制作の特撮ヒーロー。
「ウルトラファイト」と言えばお分かりいただけるだろうか。円谷特撮に登場していた怪獣とのバトルシーンだけのミニ番組である。
主題歌は子門真人が歌っている。
等身大ヒーローだと思っていたが、身長は42メートル。
怪獣と戦っているのだから巨大ヒーローだよね。ウルトラマンは40メートル。
しかしミニチュアセットではなく、野っ原や山林でロケしているので巨大さは感じないなぁ。
「レッドマン」の名は「ウルトラマン」の企画段階での仮タイトルでもあり、その名誉ある名を冠するれっきとしたヒーローであるのだが、今現在とてもヒーローとは思えぬ様子が話題となっているのだ。
赤い通り魔 レッドマン
「レッドマン」を検索すると次に続く言葉に、なんと「通り魔」が出てくるのである!
ヒーローが通り魔とは何事か?
番組の時間の短さゆえにストーリーも無くいきなりバトルが始まるので、レッドマンが登場する前には怪獣は何も悪いことをしていない。人を襲うでもなく街を壊すでもなく、ただ歩いているところにレッドマンがいきなり立ちはだかり攻撃されるのだ。
何と言うか、例えるならそう、時代劇で名刀の切れ味に酔いしれる「辻斬り」に出くわしたかの様な、まさに通り魔のような登場のしかたをするのである!
怪獣はレッドマンに滅多打ちにされ地面に倒れ、すでに身動きしていないのに更にトドメの一撃を刺されたりする。その非情なまでの戦いっぷりに恐怖さえ覚える。
えぇ…、こんなヤツだったっけレッドマンって。
でも全138話もあるんだよね。『レッドマン』の後も『行け!ゴッドマン』『行け!グリーンマン』と新しいヒーローが登場しているくらいだから、この5分間特撮コーナーって人気だったはず。
このヤバさを是非この機会にたしかめてみて欲しい。